なぜ「Mai Pen Life」なのか。
「Mai Pen Life(マイペンライフ)って、どういう意味ですか?」
会社名を伝えると、たまに聞かれます。
株式会社Mai Pen Lifeという社名は、タイ語の「マイペンライ(ไม่เป็นไร)」という言葉を少しもじってつけました。
マイペンライ。
タイでは日常的によく使われる言葉で、日本語にすると、「大丈夫」「気にしないで」「問題ないよ」「なんとかなる」 といった意味になります。
でも、日本語にそのまま置き換えようとするとなかなか難しい。
「まあ、いっか」「大丈夫だよ」「気にしないで」「なんとかなるよ」どれも近いけれど、どれか一つだけでは少し足りない、そんな言葉です。
「まあ、いっか。」でも、任されたことは別
自分自身のことに関しては、かなり「マイペンライ」な方だと思います。
予定が変わっても、それほど気にならない。
多少不便でも平気ですし、綺麗に整った場所より、雑多な場所の方が落ち着いたりします。
旅行に行っても、有名な観光地より、赤提灯がぶら下がった小さな店や、営業しているのか分からないような店が気になる。
自分のことなら、大抵は、「まあ、いっか。」 で済ませられます。
でも、人が関わることは少し違います。
誰かとした約束、誰かから任された仕事、自分を信用してお願いしてもらったこと。
そこを「まあ、いっか」で済ませるのは、自分の中では違います。
やることはやる、それでも思い通りにならないことはある。
そんなときは、「大丈夫。じゃあ次どうしようか。」 自分にとってのマイペンライは、そんな感覚です。
だから以前書いた「なんとかなる」という意味も、自分の中では少し違っていて、「なんとかなる」より、「なんとかする」。
こっちの方が近いのかもしれません。
なぜ「Mai Pen Rai」ではなく「Mai Pen Life」なのか
タイ語をそのままアルファベットにするなら「Mai Pen Rai」。
でも、会社名は「Mai Pen Life」にしました。
マイペンライという言葉を、その場その場の「大丈夫」で終わらせるのではなく、もう少し大きな意味で使いたかったからです。
仕事でも、それ以外でも、思い通りにならないことは普通にあります。
選択を間違えることもある。
予定していた道から、いつの間にか全然違うところにいることだってある。
それでも、そこで終わりではない。
また考えて、また選べばいい。
それくらいの余白があった方が、人生は面白い気がします。
「マイペンライ」という言葉に「Life」を重ねて、 Mai Pen Life という会社名にしました。
では、なぜタイなのか。
ここまで書くと、もう一つ疑問が残ります。
そもそも、なぜタイ語なのか。
マイペンライという言葉を知ったのは、会社をつくるずっと前です。
当時は、自分が会社をつくるなんて考えてもいませんでした。
それでも、この言葉はなぜかずっと自分の中に残っていました。 その理由を話そうとすると、タイだけでは終わりません。
片道航空券だけで一人で海外へ行き、観光客があまり行かない僻地へ行ったり、やたら時間のかかる列車に揺られ、陸路で国境を越えたり。
少数民族の暮らす場所へ行ったこともあれば、なぜか象使いの免許を取得し、現地の日本語学校で臨時講師をしてみたり。
そもそも、なぜそんな旅をするようになったのか・・・考えてみると「電波少年」まで遡ります。
この話を始めると、完全に社名の由来から脱線します。
なので、それはまた別の機会に。
昔の写真を探しながら、少しずつ書いてみようと思います。
Mai Pen Lifeという会社ができる、ずっと前。
まだ「マイペンライ」という言葉が、いつか会社の名前になるなんて思ってもいなかった頃の話です。